TIMBER FRAME
(ティンバーフレーム)
ヨーロッパの伝統工法と北米の森林資源と技術が融合。
ティンバーフレーム工法は、中世ヨーロッパの豊かな森林のある国々でうまれました。ヨーロッパ伝統の木造建築工法としてイギリスのチューダー、ドイツのティンバー、スイスのアルペンなど、現在でも美しい建物が残っています。これらはハーフティンバー様式と呼ばれ柱や梁の木組みの間に漆喰やレンガで壁が作られています。ヨーロッパからの移民によりアメリカ大陸に伝えられたハーフティンバー様式は、北米の豊かな森林資源により新たな進化を遂げました。十分な大木の使用により大きなスパンをとることができ、構造の単純化を実現。より自由度の高いデザインへと進化しました。 また、骨組みの間に壁を造るハーフティンバーは、北米の厳しい自然環境に耐えられず、骨組みを覆う外壁(木の水平サイディング)を設けて家全体を包む施工方法が考案されるなど、風雨や寒さなど耐候性も高まっています。